こんにちは、そうでない人はこんにちは、TATEです。
今回はメディアワークス文庫から販売されている、三秋縋『恋する寄生虫』を紹介させていただきます。

今作は青年と少女の変わった恋愛小説になります。
何が変わっているのか。
それは読んでからのお楽しみなのですが、ちょろっとだけ説明すると、新発見の寄生虫を巡っての恋愛という感じです。

SF×恋愛っていう、あまり見ないタイプの恋愛小説ですね。

寄生虫がどう二人の恋路に関係してくるのでしょうか。

あらすじ

「ねえ、高坂さんは、こんな風に考えたことはない? 自分はこのまま、誰と愛し合うこともなく死んでいくんじゃないか。自分が死んだとき、涙を流してくれる人間は一人もいないんじゃないか」
 失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。
 しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。二人の恋が、〈虫〉によってもたされた「操り人形の恋」に過ぎないことを――。

三秋縋 恋する寄生虫 メディアワークス文庫 裏表紙より

一見すると社会不適合者の二人の恋のようですが、ちょっと違うんですよね。
なぜ二人は惹かれ合ったのか。なぜ二人は恋に落ちたのか。

虫、寄生虫、操り人形の恋……。
一癖も二癖もありそうな雰囲気です。

冒頭

大学卒業後、地方の小さなシステム開発会社に就職した高坂賢吾は、入社からちょうど一年が過ぎた頃、聞けば誰もが首を傾げるような理由で会社を自己都合退職した。それからほぼ一年おきに同じようなことを繰り返し、職場を転々としているうちに、ふと、精神を病んだ。

三秋縋 恋する寄生虫 メディアワークス文庫 p.6より

主人公の生い立ちのような紹介から始まりますが、すぐにヒロインとのデートシーンに移ります。
そのデート場所も変わっており、なんと寄生虫館です。
要は、寄生虫の博物館です。

このヒロインは中学生なのですが、なかなか肝の据わった少女のようです。
主人公に寄生虫についての知識を熱弁してしまいます。

どんな人にオススメ?

  • 普通とはちょっと違う恋愛小説が読みたい
  • ヤンデレが好き
  • 社会不適合者の物語が読みたい
  • 寄生虫が好き
  • 暗い物語が好き
  • 約300ページで読みやすいので、中高生以上の方

そんなあなたにオススメです。

ちなみに、本編は304ページになります。

僕の感想

ミステリー小説ばっかり読んでいる僕。
恋愛小説という物を初めて読んでみました。

まず思ったのは『主人公は警察に捕まるのかな?』という疑問でした。

だって社会不適合者の青年が女子中学生と恋に落ちるんですもん。
普通なら逮捕ものの事件です。

……冗談はさて置き。

普段堅苦しい文章を読んでいる人には、今作はなんだか物足りない文章になります。
そして、全体的に暗い雰囲気です。

ホラーベースで書かれた作品なのかもしれません。

肝心の恋愛についてですが、僕は『あり』な内容だと思いました。

恋愛の仕方は千差万別ですし、寄生虫がいたからこその恋愛とも取れる物語です。
ちょっと変わった恋愛を疑似体験できて、結構良かったです。

というわけで、そろそろ今回の紹介を終わりたいと思います。

三秋 縋 KADOKAWA 2016年09月24日
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