こんばんは、そうでない人はこんにちは、TATEです。
今回は文春文庫から販売されている、東野圭吾『禁断の魔術』を紹介させていただきます。

今作は『ガリレオシリーズ』の第八弾になります。
長編としては四作目なのですが、元々は短編の一作として書いてあった物を長編に改稿した作品になります。

なので、尺の取り方とか展開が元々長編ベースで書いた作品とは少し違います。
気にするほどじゃないんですけど、ちょっと間が違うんですよね。

ところでそういえば、今作は長編にしてサイエンスミステリーなんですよ。
ちゃんと科学道具を使ったトリックで、某アニメを観たことがある人だと、途中で何の道具を使っているか気付くかもしれません。

ちなみに、僕は気付きました。

あらすじ

高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる古芝伸吾は、育ての親だった姉が亡くなって帝都大を中退し町工場で働いていた。ある日、フリーライターが殺された。彼は代議士の大賀を追っており、また大賀の担当の新聞記者が伸吾の姉だったことが判明する。伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある“企み”に気づくが…。

東野圭吾 禁断の魔術 文春文庫 裏表紙より

今作はあらすじで『伸吾が犯人です』と言っているようなものですね。
伸吾は姉を殺されてその復讐に駆られるのですが、その復讐の相手は代議士で無闇に近付くことのできない人物です。

伸吾はどうやって代議士を狙うのでしょうか?

冒頭

腕時計で時刻を確認した。午後十一時を少し過ぎている。ロビーに残っていた客が三々五々引き上げるのを見送った後、吉岡は手元の端末に目を落とした。

東野圭吾 禁断の魔術 文春文庫 p.5より

冒頭はホテルの受付を担当している吉岡の視点から始まります。

吉岡が眠そうにしているところに一人の女性が宿泊に訪れます。
一泊十万円の部屋を予約しており、何回か宿泊に来ているものの、毎回名前を変えており、怪しさ満載です。

どんな人にオススメ?

  • ドラマ『ガリレオ』を観た
  • ハウダニットの作品が好き
  • サイエンスミステリーが好き
  • 科学が好き
  • 今作のトリックの道具は小型化してボールペンで作ることも可能なので、行動力のある中高生以上の方

そんなあなたにオススメです。

ちなみに、本編は294ページになります。

僕の感想

特に難しいトリックだとは思わなかったので、勘の良い読者なら当てることができるでしょう。

そもそも、トリックというか『何を使った犯罪なのか』を当てるだけで、この犯人は隠す気もないですからね。

そういう意味では、ガリレオシリーズで一番簡単な謎かもしれません。

というわけで、そろそろ今回の紹介を終わりたいと思います。

東野 圭吾 文藝春秋 2015年06月10日
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