こんばんは、そうでない人はこんにちは、TATEです。
今回は角川文庫から販売されている、太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』を紹介させていただきます。

今作はアニメやドラマにもなった作品なので、知っている人も多いのではないでしょうか。

知らない人の為にざっくりと内容を説明しますと、『櫻子さんと一緒にいると死体に遭遇するので、その時々で事件を解決する』というものです。
なんだか物騒な話ですが、至って健全なミステリー小説になります。

櫻子さんは骨を組み立てる標本士で、中型の動物ぐらいならそこらへんの山から死体を拾ってきて組み立ててしまいます。
そして、彼女は一般常識に囚われず真実を暴くという一点に力を注ぎます。

悪い言い方をすれば、『首を突っ込む』というやつですね。
首を突っ込んだ先に何が見えるのかは読んでからのお楽しみです。

あらすじ

北海道、旭川。平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。そして僕は、今日も彼女に振り回されて……。

太田紫織 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 角川文庫 裏表紙より

僕こと館脇正太郎は平凡な高校生で本作の主人公になります。

彼は櫻子さんと一緒にいる時に結構イライラしています。
アニメとかドラマだとそんな感じはしなかったのですが、原作だと『仲悪いのかな?』と疑問に思うシーンが度々出てきます。

櫻子さんは常識が通用しない人物ですが、それを補う余りある知識があります。
彼女に質問すれば打てば響くように返答が返ってきます。

正太郎もそこは凄いと思っているようですが、骨を毛嫌いしているせいか、櫻子さんを見る目も少し厳しめです。

そういえば、今作のシリーズは基本的に連作短編になります。
なので、今回も収録されている話数をリストアップします。

  • 第壱骨 美しい人
  • 第弐骨 頭
  • 第参骨 薔薇の木の下

今回はこの三話が収録されています。

冒頭

僕は時間の死んだ街でうまれた。
良くも悪くもマイペースで強情で、変化を嫌うこの街では、澱んだ時の流れすら平穏だとか、安寧と呼ばれる。

太田紫織 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 角川文庫 p.5より

正太郎が厨二病のようなことを考えてる冒頭になります。

この後、櫻子さんと合流してヤバそうな物を回収します。
この時の正太郎は櫻子さんの笑顔にほだされるので機嫌が良かったのでしょう。

第壱骨では櫻子さんに正太郎がマジギレします。
ええ、それは面白いほどに。

どんな人にオススメ?

  • 骨が好きな人
  • 高校生が主人公のミステリー小説を読んでみたい
  • 変人な探偵が好き
  • アニメ・ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』を観た
  • 短い枚数の連作短編なので、小説を読み始めたばかりの中高生

そんなあなたにオススメです。

ちなみに、本編は275ページになります。

僕の感想

この作品の中では、骨は忌み嫌われる存在のようですが、僕は人体もとい骨も好きなので、楽しんで読むことができました。

櫻子さんは変人ですが、僕たち一般人にはない感性と信念を持っており、とても魅力溢れる人物だと思います。
近所にこのような人がいるなら、僕も正太郎のように通いたいぐらいですね。

ミステリーのトリックも安心して読めるもので、ミステリー小説を読み始めたばかりの人にはちょうど良いと思います。
難易度はそれほど高いものではないので、頑張れば謎を解けるかもしれません。

というわけで、そろそろ今回の紹介を終わりたいと思います。

太田紫織 角川書店 2013年02月
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