こんばんは、そうでない人はこんにちは、TATEです。
今回は文体の固さについてお話したいと思います。

文体の固さ

文体に固さがあると言われて皆さん混乱されているでしょう。

もちろんあります。

例えば

僕が六歳だったときのことだ。『ほんとうあった話』という原生林のことを書いた本で、すごい絵を見た。猛獣を飲みこもうとしている、大蛇ボアの絵だった。再現してみるなら、こんなふうだ。

星の王子さま サン=テグジュペリ 河野万里子訳 新潮文庫 P.7より

これは児童文学で有名な『星の王子さま』の冒頭です。

もう一つは

ロジャー・シェリンガムは、前に置いてある年代もののブランデーを一口なめると、司会者に背を預けた。もやのように、タバコの煙が立ち込める中で、殺人や毒物や突然死をさかなに、楽しく喋っている熱心な声が、四方から彼の耳にはいってくる。

毒入りチョコレート事件 アントニイ・バークリー 高橋泰邦訳 創元推理文庫 P.7より

こちらはミステリー小説の『毒入りチョコレート事件』という小説の冒頭です。

どちらも似た文字数ですが、どちらが小難しい文章でしょうか。

……後者の方が難しいと思います。

これが『文体の固さ』です。
短い文章の中にある情報量が圧倒的い違います。

固い文体は小説に慣れていない中高生には向いていません。闇雲に紹介したのでは、世の中には面白い小説で溢れかえっているのに、『小説って小難しいことばっかり書いてあって読めない』という誤解を与えてしまいます。

僕は『柔らかい文体』と『固い文体』を見分けたうえで、どの年代の人に楽しんでもらえるかを紹介します。

固い文字は悪いのか

そんなことは全然ありません。

物語の舞台や小説のジャンルによっては、わざと固い文字の方が栄えることがあります。

作者は読者の年齢層を考えて書いているので、児童文学は柔らかい、ミステリーは固い、という傾向にあります。

今の自分に合った文字の固さを選んでください。

最後に

僕もたまにやるのですが、手にとった小説が予想以上に固い文体だと、読んでいて理解ができないので眠くなってしまいます。

僕は柔らかい文体の小説と固い文体の小説を交互に読んで、上手くバランスをとっています。

では、今回はここまで!